あらすじ
森の中で彷徨い、幻想郷へと迷い込んだ少年は足を怪我をした少女と出逢い、手当てをする。その少女は再会を約束し、少年の前から消え去ってしまう。
その誘いがあったから、少年は幻想郷に残ることを決めて彼女をまった。もう一度、逢いたいから。
何年も経って少年は青年になるが、少女と出逢うことのない日々を送っていた。
そんなある日、彼の前に新聞記者だと名乗る少女、射命丸文が現れる。彼女は青年に興味を持ったと言い連れ去ろうとする。
――彼女は、天狗だったのだ。
そして天狗の住まう山で彼は天狗の少女たちと出逢い、彼女たちが背負っている「告白の赤い羽根ペン」にまつわる伝統を知ることになる。
これは、綴られる想いから博麗へと至る物語。